オーストラリア旅行を計画したいと思ってるんだけど、英語がちゃんと聞き取れるか不安…なまりがすごいってきいたんだけど、どんな特徴があるのか知っておきたいな…!!
オーストラリア英語は、こうだ!!みたいな固定観念の強い情報が昔から多いけど、暮らしていた感じることも含めてしっかり解説していくね!
Hi guys!どんぐり嫁です。
コロナがついに日本でも5類に移行して、コロナと共に生活するというフェーズに移りましたね。これをきっかけに、オーストラリアへ初めての・久々の海外旅行!と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなときにちょっぴり不安になるのが英語。癖が強いというレッテルが貼られているオーストラリア英語ですが、今回はその特徴やなまりについてなどくわしく解説していきます!
海外旅行や留学に行くから、という理由以外の方にもへぇ~!と思っていただけるオーストラリア英語情報をお伝えします☆
ちなみに、わたしはオーストラリア発音のHello が好き(笑)
ハローでもなく、ヘロゥーって感じ☆
- オーストラリア英語の特徴
- 発音の違いや日常的に使うことばの例
- 知っておきたいオーストラリア英語
【前提知識】オーストラリア英語の歴史的背景
オーストラリア英語の特徴を深堀する前に、ちょっとだけ歴史的背景に触れておきます。オーストラリアがイギリスの植民地だったことは有名な話。国旗の左上にもその名残がありますね。
今は属国とかではないけど、イギリス王室のイベントはすごく重要視してるし、先日の戴冠式についてもたくさん取り上げられてたよ!グッズもたくさん売ってる~。
1788年にイギリスがオーストラリアに入植し、イギリス英語が持ち込まれたことで、オーストラリア英語の基礎が築かれました。その後、移民の増加や地域の発展に伴い、オーストラリア英語は発展し、独自のアクセント、文法、語彙を持つ英語に。
いまでは、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語というように、独立したひとつの英語の標準形となっています。
オーストラリア英語のなまりはすごい?
『オーストラリア英語は、なまりがすごい』という評判を一度は耳にしたことがあるかと思います。たしかに、なまりはありますが、どこいっても何いってるかわからない英語しか聞こえない、なんていうことは全くありません!
ただひとつ、例外としては、郊外へいけばいくほど、「オーストラリア英語」と呼ばれるなまりの強い英語を話す人が多いということです。
旦那は生粋のアメリカ英語で、出張で郊外にいくと苦戦してるみたい!
オーストラリア人はみんななまってる!?
オーストラリアは、びっくりするくらい様々な人種が生活している国です。「オーストラリア人」を見分けること自体非常に困難なので、オーストラリア人はみんながみんな、なまっているとは言い切れません。
英語だけに着目するならば、おそらくオーストラリア英語、インド英語、ベトナム英語、日本英語、イタリア英語、あるいはなまりがあるので、いずれにせよ生活するだけで耳のトレーニングになります。
そして、オーストラリア英語には、特徴的ななまりや発音があるということは、間違いありません。イギリス英語や、アメリカ英語とも違う、ちょっと耳心地がよくなったりもする不思議な感じです。
オーストラリアなまりの英語がカワイイ?
わたしの親世代でオーストラリア英語の話になると、たいてい「何をいってるかわからない」「グッダイマイト(G’day mate)でしょ」という固定観念が強めです(経験談)。
ただし、最近SNSでは、「オーストラリアなまりがカワイイ!好き」というコメントがみられるようになりました。そんなきっかけになったのが、K-POP。
BlackPinkの Rosé、StrayKidsの FelixとBang Chan、New JeansのDanielleなど、 あまりこれまでいなかった、オーストラリア英語を話すK-POPアイドルです。彼ら・彼女たちが、コンサートやSNSのライブ配信などで英語を話すうちに、視聴者やファンたちの注目をどんどん集めていったようです。
ちなみに、Roséは、ニュージーランド生まれのオーストラリア(メルボルン)育ち。FelixとBang Chanはオーストラリア(シドニー)出身、Danielleはオーストラリア(ニューキャッスル)出身です。
気になる方は、ぜひ聞いてみてくださいね♪
オーストラリア英語の発音
イギリス英語でも、アメリカ英語の発音とも違う、オーストラリア英語。どんな発音なのか、特徴的なものについて解説していきます。
語尾のRで舌を巻かない
オーストラリア英語のRの発音は、舌を巻かないことが特徴です。これは、イギリス英語と同じです。アメリカ英語はRが強く聞こえるのが特徴ですが、オーストラリア英語では語尾のRを頑張る必要がないので、舌を巻く発音を苦手とする方が多い日本人にとっては、発音しやすいと思います。
1文字目のRは、ちゃんとRの発音が必要だよん
・Water(水)ウォータッ
・Winter(冬)ウィンタッ
・Elevator(エレベーター)エレヴェイタッ
・Reindeer(トナカイ)レインディア という感じに。
ことばでの説明は少し難しいのですが、舌を巻かずに語尾を言い放つ感じです☆
Can’tの発音は「キャント」ではなく「カーント」
日常的に使う言葉として、「Can’t」の発音が非常に特徴的です。アメリカ英語だと、『キャーント』ですが、オーストラリア英語では『カーント』という発音になります。(イギリス英語も同様)
アメリカ英語では、CanとCan’tで発音の違いはないですよね。ただ、オーストラリアの場合は、Canはほぼほぼアメリカと同じで『キャン』よりの発音で、否定になったら突然『カーント』に変わります☆
同じように、例えば「Faster」ということばは、『ファースタッ』という感じに。
母音のAとIの発音が独特
AとIの発音は、オーストラリアならではです。アメリカ英語では、「A」を『エイ』と発音しますが、オーストラリア英語の場合は、『アイ』となります。同じように、「I」をアメリカ英語では『イ』と発音しますが、オーストラリア英語では『アイ』と発音するものがあります。
だから、この有名なフレーズ「G’day Mate!」が、「グダイマイト」くらいに聞こえるというわけです。
ただ、どのことばも「A」と「I」は「アイ」になるかというと、またそうでもないというのが難しいところです。人それぞれの発音のクセ・なまり具合にもよりますし、社名などは最初に普及した発音で受け入れられていくものだと思います。
ここで、クイズ!自動車メーカーのIsuzuと Hyundaiどうやって発音すると思う?
え!イスズとヒュンダイを英語っぽく発音するんじゃなくて?
なんと、『アイスーズゥ』と『ハーイユンデイ』(笑)
オーストラリアは短縮がお好き
オーストラリア英語の大きな特徴の1つは、なんでも言葉を短縮しがちということ。そして、多くは語尾に「〇〇ie(イー)」がつく形になります。もちろんほかにもいろんな形があるので、絶対ではないですよ☆
これをAussieSlangといういう人もいるよ!
いくつか、有名どころの例をあげるとこんな感じです。
・BBQ(バーベキュー)→ Barbie(バービー)
・Australian(オーストラリアの)→ Aussie(オジー)
・Truck driver(トラックの運転手さん)→ Truckie(トラッキー)
・Breakfast(朝ごはん)→ Brekkie(ブレッキー)
・Woolworths(ウルワース/豪の大手スーパー)→Wollies(ウリーズ)
・Garbage collector(ごみ収集者/車)→ Garbo(ガーボ)
・Kangaroo(カンガルー)→ Roo(ルー)
・Mcdonalds(マクドナルド)→ Macca’s(マッカズ)
・Australia(オーストラリア)→’straya(ストレイヤ)
ちなみに、「Ta(ター)」はThank you を意味します。私はまだ使用している人に出会ったことがありませんが、使う人は使うみたいですよ(笑)
日本語で「ありがとう!」を「あざ!」っていうのと同じかな?(笑)
オーストラリアのスラング
スラング=非公式なことばでも、日常的にオーストラリア特有の言い回しがたくさん存在しています。先ほどご紹介した、短縮系のことばももちろんそうですが、フレーズをいくつかご紹介します。
・How are you going?
・How are we? →ともにHow are you ?と同じ。元気?
・Good on ya!よくやったね
・G’day こんにちは
たしかに、How are we?やHow are you going? (発音するとよりHow’ya going?くらい)という会話はよくあります。”How are you”しか知らない場合、はじめはどういう意味!?となるかもしれませんが、こればっかりはシチュエーション・文脈の空気を読むという感じですね!
便利な日常会話フレーズ
オーストラリアで日常的に使われている、便利なフレーズをご紹介します。無理に使う必要もありませんが、自然に口をついて出たときには、「あ~だいぶオーストラリアになじんだな」と感じました。
・No worries= You’re welcome/どういたしまして&大丈夫ですよ
・Cheers=Thank you /ありがとう&じゃあね!
・Mate=友人や知り合い(親しみを込めて、会話の最後に入れる)
・Arvo=afternoon /午後
・Heaps=Plenty (たくさん)
なかでも、No worries と Mateはオーストラリア英語を代表する言葉だと思うので少し掘り下げてみますね。
No worries
No worries は、You’re welcome/どういたしましてという意味が基本です。
Thank you!
No worries!
と、感謝に対して使うのが一般的。ただし、Worry(心配する)という言葉があるように、「心配いらないよ!」という意味も含むことができます。
何かお願い事をされたとき、感謝されたとき、謝罪されたとき、などなど使える場面はたくさん!
日常生活においては、たまに、納得いかないNo worriesもあります。何かのサービスを受けたり、ショッピングをする際に、お店側に過失があったとします。それで、いろいろなやりとりを通してクレーム内容を伝えたり手続きをしたりする中で、「No worries」といわれると、若干カチンときたり(笑)
迷惑を被ったこちらが、No worriesを使うならまだしも、あなたがいうんですか~!!ってね!
つまりは、そこまで言葉に深い意味があるわけではなく、何か言われたときに簡単に使える便利なフレーズだということになると思います。
Mate
G’day mateで広くしられる、このmateも日常的に耳にすることばです。直訳すると、親しい関係にある知人や友人ということになりますが、日常的には相手に親しみを伝えるために語尾につけるということが多いです。
名詞として、「There’s a guy named Tommy who is my mate,~」みたいに使うこともありますが、基本的には「Thanks mate!」、「See you soon mate!」といった形が一般的。知らない人に使う場合もあるので、厳しいルールはないように思います。
ただ、会話に使用しているのは圧倒的に男性が多いです。もちろん、女性が使ってはいけないことばなんていうことでは決してありません。
わたしも最初疑問に思ったから、オーストラリア人の先生に聞いたらそういう決まりはなにもないって教えてくれたよ!
日本人はこの発音に注意!
日本人が発音に注意すべき言葉は、航空会社のQantasの発音。カタカナで書くと、カンタスですが、これが「カント」の部分だけ大きく聞こえちゃうとちょっとよろしくないんです…なぜなら、卑語(卑猥なことば)にきこえるから。
洋画の映画やドラマで耳が慣れてしまっている方も多いかもしれませんが、英語にも相手をののしったりする悪い言葉(禁句)があります(日本語にもありますよね)。
Fワードや、Sワードなどが形容詞としてF※ing○〇みたいな形で使われて、禁句とは思えないくらい、耳にすることがありますが、あえて口にする言葉でもありません。
こういう言葉をSwear Wordというのですが、実際に相手に対してののしる意思で使用するパターンもあれば、口癖のように使用している人もいるのでまたやっかい。そして、オーストラリアではとんでもなく日常的にこれらの言葉が使われています(笑)
ラジオとか特にひどいもんよ!ニュース以外はみんな使ってるんじゃ…?
中でも、オーストラリアでよく使われるのが、Cワードとよばれる「Cunt(カント)」という言葉。これは、直訳すると女性器を意味することばです。たとえば、少々運転の荒い人が多いオーストラリアですが、クラクションを鳴らされようものなら、通りすがりに『You F※ing Cunt!!』みたいな激おこな人がいたりとか…
感覚がにぶってきますが、使っていいことばではありません!
そんなわけで、若干脱線しましたが、Qantasを発音する際には、カンタスではなく『クォントス』を意識しましょう☆
Literallyを発音できない人必見の裏技☆
わたしが、英語で最も苦手とする発音が「Literally」です。この言葉は、実は英語スピーカーの口癖なんじゃないかというくらいよく耳にします。
「まじで」「まさに」のような感覚で使っている人が多いので、発音できるようになれば日常生活の英語がよりかっこよく聞こえる言葉だと思っています☆
しかし、学生時代に学んだアメリカ発音では舌の巻き具合がうまくいかずいつも苦戦!そんなときオーストラリアなまりを聞いて感動しました。これなら使える!と。
カタカナで表記するといまいち伝わりませんが、アメリカ発音が「リテラリー(舌巻き巻き)」とすると、オーストラリア発音では、「リットラリー」と最初の「リ」にアクセントをいれて発音します。
同じ悩みを持っている方は、ぜひ発音練習してみてください!(笑)
よくある疑問Q&A
日本で習う発音記号はどこの?
学校のカリキュラム・方針によって異なる可能性もありますが、アメリカ英語が主流です。辞書で調べると、【米】【英】とそれぞれ書いてある場合がありますが、発音させられるのは【米】で、テストの採点もそのベースで行われていましたね。
シドニーはカフェ文化が盛んってほんと?
シドニーのカフェ文化はすごいです!楽しいです!カフェ、コーヒー、ベーカリーがそこらじゅうにあります。日本では、ありとあらゆるところで見かけるスタバもたまに見かけるくらいで、カフェはほとんどが個人店でそれぞれのこだわりのコーヒーを提供しています。
ベーカリーもたくさんあって、ベーカリーとカフェが併設というパターンも多いので「コーヒーとパン」という文化がいかに根強いかを日々感じることができますよ!
インスタグラムで、お店をたくさん紹介しているのでご興味ある方はぜひフォローお願いします♪
まとめ
オーストラリア英語の特徴やなまりについて解説させていただきました♪
昔からいわれているイメージって無意識に刷り込まれている部分があると思うので、少しでも新しい情報だなと感じていただけたら嬉しいです♪
タイムリーに本日は、友人にプレゼントをあげたら、帰り際に「Thanks for the pressy(present/プレゼント)」といわれました(笑)
身構えなくても大丈夫ですよ!No worries!
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