Web3.0についてちょっと調べてみると、DAO(ダオ)という言葉をよく目にするよ。これはどういうものなの?ゲーム系のなにか?
- DAO(自律分散型組織)の仕組みについて
- DAOに参加する方法/手順について
- DAOの楽しみ方
- NFTプロジェクトとDAO
- DAOの将来
「自律分散型組織」とも呼ばれるDAO(ダオ)は、ブロックチェーン技術を活用した、リーダー不在の、事業やプロジェクトを推進できる組織のことです。
Web3.0のもたらす新しい仕組みはすべて、仮想通貨が関連するというイメージがあるかもしれません。だからこそ、わたしもはじめはすべてに懐疑的でした。
しかし、このDAO(ダオ)という「新しいコミュニティの形」は、すごく予想外な仕組みであり、よりWeb3.0やNFTの世界をおもしろくするものだ、と今では実感しています。
今回は、『Web3.0は仮想通貨でいろいろやり取りする私には関係ない世界!』と思っている方、『DAOはちょっと知ってるけどどう関わればいいのかわからない!』という方に、DAO(ダオ)の仕組みや参加方法・楽しみ方・注意点についてご紹介していきます!
DAO(自律分散型組織)ってなに?
DAO(ダオ)とは、特定の所有者や管理者なしで事業やプロジェクトを推進できる組織のこと。『Decentralized Autonomous Organization(自律分散型組織)』の頭文字をとってDAO、ダオ。
「分散型自律組織」や「自律分散型組織」と呼ばれたりしていますが、要するに自律/自立した個人が集まって意思決定をするという新しい組織/コミュニティの経営形態です。
従来の株式会社のように、組織のトップが経営方針を決定して事業を進めるのではなく、平等な立ち位置の参加者たちが協力して運営をしていく形になっています。
株式会社のスタイルは、『中央集権型の組織』と分類されるよ!
DAOは、非中央集権型(=分散型)のインターネット上の株式会社と考えることもできます。
「株式会社」を構成する要素は、『資金調達』『意思決定』『分配』の3つ。それが必須条件と考えると、DAOの運営方法もしっかりそれにあてはまるんです。
<資金調達>
ブロックチェーン上で資金調達をする。何かのプロジェクトをたちあげたりして、その賛同者から出資を募るクラウドファンディングのような仕組み。また、出資者には『ガバナンストークン』とも呼ばれる独自のトークン(通貨)を配布する。コミュニティの意思決定にかかわることのできる、従来の株式会社の「株」のような役割。
<意思決定>
独自トークン(通貨)をもっている参加者全員で、投票を行い意思決定をする。投票結果はブロックチェーン上で記録され、すべての人が閲覧可能。また、どういうルールで組織運営がされているのか、誰からみてもわかるようになっている。
<分配>
組織の活動によって得られた利益は、独自トークン(通貨)の保有量に応じて、スマートコントラクトにもとづいて自動的に分配される仕組み。
DAOがなんの略か覚える必要なし!でも、Web3.0の世界で、DAOがどのような場を提供しているのか、どんなことが実現できるのかを知っておいて損はないです♪
次から詳しくみていきましょう!
Web3.0(ウェブスリー)とは?
ちょっと待って!まずWeb3.0って何!?と思った方向けに解説!
「ウェブスリー」や「ウェブサンテンゼロ」とも呼ばれるWeb3.0は、明確な定義はまだありませんが、Web2.0に続く「次世代のインターネット」といわれるもの。
インターネットはWeb1.0、2.0、3.0と進化しているんです。詳しい内容はこちらの記事を参考にしてみてくださいね♪
その最大の特徴は、大企業が情報管理の権限をもつ現在のWeb2.0のような「中央集権型」ではなく、「分散管理型」であること。
Web2.0の成長の中心には、常にGAFA(ガーファGoogle,Amazon,Facebook,Apple)の4社がいました。データ管理の権限が主にこの4社にあり、情報が独占され、プライバシー問題なども課題とされています。
それを解決できると期待されているのが、情報を分散管理する次世代のインターネットのWeb3.0。
Web3.0では、ブロックチェーン技術を活用したデータの分散管理のシステムによって、さまざまな分野で発展し始めています。
仮想通貨・NFTにとどまらず、食品のトレーサビリティや新しい検索エンジンなども。すべてに共通しているのが、「中央集権→分散管理」という点。重要なポイント!
DAO(自律分散型組織)の特徴は?
DAOの特徴についてみていきましょう。
組織のトップとなる存在がいない
DAOには、従来の中央集権的な組織とは異なり、組織のトップとなる存在がいないことが特徴です。上司・部下というようなポジションや階層がなく、平等な立場のメンバーによって構成されます。
例えば、株式会社であったら、社長や経営者層の意思によって方針が決められ、それに全員が従う形です。しかし、DAOでは、意思決定を組織全員で行い、決定事項に従って動いていく仕組みです。
トップが存在せず、意思決定を組織全員で多数決で行うことから、民主主義的な組織運営ができるという点がDAOの大きな特徴の一つです。
透明性が高い
DAOは、すべての情報がブロックチェーン上に記録・公開されるため、透明性が高いという特徴があります。これは、参加者が組織の運営に関するすべての情報を共有し、意思決定プロセスに参加することができることを意味します。
みんなでチェックするし、公開されてるから、一部の人にしかメリットのないルールとか制度はつくれないようになってるよ!
情報の透明性が高いため、DAOは信頼性が高く、不正や改ざんが難しい仕組になっています。
組織への貢献度で報酬がもらえる
DAOは、参加者の貢献度に応じて報酬が支払われるものがあります。その場合は主に、DAO独自のトークンや暗号通貨(仮想通貨)という形であることが多いです。
報酬は、スマートコントラクトによって自動的に支払われるので、「給料日」などを待たずにすぐに得られるというメリットもあります。
報酬がもらえる!となると、参加者にとって魅力的だし、もっとがんばろう~って気にもなる大事な要素だよね!
誰でも匿名ですぐに参加できる
DAOには、誰でも世界中のどこからでも参加できるという特徴があります。参加者は、能力や人種、性別、背景に関わらずウェルカムです。
採用試験や面接、学歴や経験が条件になる企業への入社とは異なり、気軽に参加できて、気軽に抜けることもできます。
誰でも参加できることによって、幅広い分野の参加者を集めたコミュニティを形成し、より新しいアイデアや視点を取り入れることができるというメリットがあります。
参加者に限らず、DAOの立ち上げだって誰でもどこからでも可能だよ!
意思決定のスピードがはやい
DAOでは、従来の企業と比べて意思決定のスピードが早いとされています。
現実世界において株式会社は、会社内での意思決定プロセスは複雑で、時間のかかるものですが、ブロックチェーン技術によってそれらが簡単にスピーディにできるようになりました。
会社設立自体、様々な手続きを必要とする大変な作業だしね。
ブロックチェーン上のすべての情報は、参加者によって確認可能でなので、DAOの参加者は、必要な正確な情報をいつでも入手可能。これにより、参加者は迅速に意見を出し合い、議論を進めることができます。
また、スマートコントラクト機能によって、意思決定プロセスが自動化されているためさらにスピードアップ。例えば、ある提案に対する投票の多数決が達成された場合、スマートコントラクトが自動的に提案を採用するようにプログラムすることができます。
これにより、意思決定プロセスがより迅速かつ正確に行われるようになります。
説明資料を印刷・配布して、会議で説明して、そこで合意しても、ハンコまわりでお偉いさんたちのOKもらって…という作業がないのが、いかにすごいことか….!!「押捺簿」って知ってる…??
DAO(分散型組織)を支える仕組み
次に、DAOを支える3つの仕組みについてみていきましょう。
①ブロックチェーン技術
②スマートコントラクト
③ガバナンストークン
Web3.0そのものを支える非常に重要な技術が、「ブロックチェーン」です。
ブロックチェーンは、インターネット上の取引を適切に記録し、データを分散管理する仕組み。リーダーにあたるポジションが存在せず、複数のユーザーで、共有して管理する取引台帳のようなもの。データの書き換えや改ざんが困難なことから、情報の透明性が高いといわれています。
▼ブロックチェーンについては、こちらの記事でものすごく詳しく解説しています!
経営者、組織のトップ不在でどうやって組織はうまく運営されていくの?
それは、このブロックチェーン技術を応用した、『スマートコントラクト』のおかげ。スマートコントラクトは、あらかじめ決められた条件が満たされると、取引・契約が自動実行される自動販売機のような仕組みです。
ブロックチェーンを活用しているDAOは、すべての記録・情報が全員に公開されています。参加者の意思決定によって決められたルールは、都度ブロックチェーン上に記録され、スマートコントラクト機能によって実行されていきます。
みんなで決めた事柄が、確実にスマートコントラクトで実行されていくから、リーダーがいなくてもちゃんと進んでいくことができるということ。
例えば、利益分配なら、『この条件を満たしている人には〇月〇日に何割分配』みたいな決め事があったとして、それがスマートコントラクト機能で自動的に行われるってことね!
誰でも匿名で参加できるっていったけど、投票権も誰でももってるの?
投票権は、誰にでもあるわけではなく、その役目を果たすのが『ガバナンストークン』。
ガバナンストークンは、個々のDAO独自のコインのようなもので、それ自体が投票権と捉えることができます。「ガバナンストークン」を購入することで意思決定の投票権を得ることができるんです。
DAOには、前述の通り、参加自体は誰でもできますが、「投票権」をもつためには、それぞれのDAO特有のガバナンストークンが必要ということです。
また、意思決定は多数決で行われることが多いので、ガバナンストークンの保有量に応じて、投票における影響力をもつこともあります。
株式会社でも、株を多く持ってると発言力があるのと同じだね!
▼非常にわかりやすい動画です。ご参考まで。
【Web3.0とDAO②】次世代の株式会社DAOの仕組みと課題を徹底解説! – YouTube
DAOの問題点・課題
DAOが抱える課題についてみていきましょう。
1.セキュリティリスク
2.意思決定が遅れる可能性がある
3.責任の所在が不明確
4.法整備はまだこれから
1.セキュリティ上のリスク
DAOは、インターネット上にあるものなので、セキュリティ上の脆弱性があります。ハッカーがスマートコントラクト(ブロックチェーン)に不正にアクセスして、内容の書き換えや資金の盗難を試みる可能性があります。
2.意思決定の遅延
DAOは、参加者が意見を投稿し、投票して意思決定を行うので、場合によっては遅れが生じる場合があります。特に、重要な決定をする場合には、より慎重な検討が必要となるため、従来の中央集権型組織よりも遅延が発生する可能性もあります。
DAOの意思決定が速いといわれる理由は、システムが完全に自動化されているから。つまり、参加者の投票が締め切られると、システムは自動的に結果を処理して即座に実行されます。『決まってからがはやい』ということ!
一方で、遅れるといわれる理由は、投票まで時間がかかる場合があるから。参加者が投票する前に必要な情報が不十分であったり、世界中から投票に集まるために時間調整が必要なことがあります。そういう意味では『決まるまでに時間がかかる(ことがある)」ということ!
3.責任の所在が不明確
DAOは、責任の所在が明確ではありません。みんなで決める、というメリットがある一方で、決定が不適切であった場合、誰が責任を負うのかが明確でないため、トラブルが発生する可能性があります。
「多数決」で決めてその方向に事業を進めてもうまくいく保証はないし、少数派の意見が反映されないというデメリットもかかえています。「みんなで責任をとる」というのも現実的ではないので、この点はこれからの発展に伴って解決策を見出していく必要がありそうです。
4.法整備はまだこれから
現状では、法整備が十分ではありません。DAOをどのような位置づけにするのか、トラブルの対応をどうするのか、どう規制するのかはこれから検討・制定されることになります。
ただ、Web3.0・NFT・仮想通貨の発展を、日本政府も認識し、2021年にはデジタル庁が発足しました。デジタル庁の目的は、日本の行政サービスのデジタル化を促進し、国民の利便性と行政の効率性を高めることです。
国も新しいインターネットの時代に順応すべく、動き出しているところ。前向きな姿勢を示している以上、近いうちにDAOの法的枠組みが整備されることが期待されます!
そうなったら、もっと安心して活動できそうだね!
NFTとは、「非代替性トークン」と呼ばれる、唯一無二の価値をもつデジタルデータのこと。
くわしくはこちらの記事で解説しています!!
DAOのツールDiscord(ディスコード)とは?
Discord(ディスコード)は、2015年にリリースされたオンラインチャットアプリです。
音声通話も可能で、もともとはゲーマー向けのコミュニケーションツールとして普及していましたが、今では全世界で様々なジャンルのオンラインコミュニティ運営に活用されています。
Discord(ディスコード)とNFT
NFTのプロジェクトは、それぞれ1つのDAO(ダオ)です。そして、必ずといっていいほど、Discordを活用してコミュニティを形成し、日々参加者間で活発な交流が行われています。
NFTプロジェクトの場合、「サーバーをつくる管理者/プロジェクト発案者」が立ち上げをして、コミュニティの中では、各個人が平等に意見を出し合ったり交流をする、DAO(ダオ)の空間になっています。
NFTプロジェクトにDiscordが活用される理由としては、以下の4つが挙げられます。
Discordには、招待制の『コミュニティをつくる機能』/サーバーがあります。これによって、Discord内の独自のカスタマイズができるため、コミュニティを運営・構築するのに最適なツールとなっています。
具体的には、あるテーマについて会話する部屋を設置したり、専用の絵文字を開発したり、特定の条件を満たした人だけが発言できる設定をすることができます。
NFTプロジェクトでは、Twitterでのツイートを条件としたGiveaway(応募イベント)が行われたり、今後どういうイベントを行ったら盛り上がるかという議論をチャット内で全員参加で行われたりしています。
おはようございます/Good Morning / GM とだけ発信する人だっているよ~
管理者は、Discord内にいるメンバー一覧をみることができるので、たくさん活動している人には「ロール」とよばれるちょっとした勲章がついたり、ときにはそのNFTを優先的に買える権利【通称AL/アローリスト】がもらえるなんてこともあります。
同時に、メンバー管理をして、怪しいアカウントをDiscordから締め出すこともできるので、Discord内の平和が守ることができます。
参加者としては、参加・脱退が自由なので、自分の波長と合うコミュニティを気軽に判断できるのも1つの魅力です。
「NFT作品が好きだから」だけではなく、「そのコミュニティの雰囲気が好きだから」という理由もそのDAOに所属する1つの大きな要素かな☆
NFTプロジェクトは、成し遂げたい「何か」があって、それに賛同する人達を集めているDAO。
スタートから先導する人なしでは、参加者としては「あれ?全然やりたい!っていってたことやろうとしないじゃん」とがっかりしちゃいますよね。
だから、プロジェクト発案者が全体のかじ取りをするということはNFTプロジェクトでは普通のこと!プロジェクトの成功につながるから、実際その方がありがたい(笑)
ただし、あくまでDAOなので、意思決定の多くは投票やコミュニティの意見を反映する形で行うというDAOの原則に沿っています。
また、『プロジェクト達成』を最優先とした場合、妨害したり悪意のある人参加可能にしていたら、スピード感も落ちてしまいますよね。NFTプロジェクトは、完全オープンではなくてある程度のクローズドな空間となり、目的に向かって全員で進む形になっています。
でも、もちろん悪意のない参加者を理由もなく、参加不可にするようなことはないよ!
【NFTプロジェクト】国内のDAO3選
国内でも世界でも、近頃は、NFTプロジェクトを運営するDAOが活発になってきています。そこで、国内で盛り上がりを見せているNFTプロジェクトのDAOを3つご紹介します。
NinjaDAO(にんじゃだお)
国内NFTプロジェクトでは、知らない人はいない最も勢力の強いDAOです。国内NFTの発展の先駆けともいえるプロジェクトで、NFT・仮想通貨界のインフルエンサーとしても有名な「イケハヤさん」とアーティストのRii2(リツ)さんという方が立ち上げました。
NFTを始めたら、「イケハヤさん」に絶対どこかで出会う気がする(笑)
「Crypto Ninja(クリプトニンジャ)」という最初のNFTコレクションをベースに、二次創作としてのNFTコレクション、マンガ、ゲーム、アニメ、グッズ、音楽、舞台など、さまざまな形でキャラクターを活用することが許可されているコミュニティです。
NinjaDAO内では、たくさんのプロジェクトが立ち上がっており、独立したNFTコレクションとして発売の度に大きな盛り上がりをみせています。
PANDAO(ぱんだお)
TikTokから人気を博した、かわいいパンダのコレクション『Aopanda Party(あおぱんだパーティ)』を手掛けるDAOです。略してAPP。子供たちからも大人気!
「毎日がパーティ」というテーマを掲げ、「人生楽しんだもん勝ち」、「明るくお気楽に毎日を楽しもう」というコンセプトを主軸に活動しているDAOです。
実は、こちら私が初めて買ったNFT!
MetaKozoDao(メタコゾーダオ)
ポップでかわいい小僧(Kozo)のコレクションMetaKozoを手掛けるDAOです。略して、「MKD」。
「遊びに価値を生む」&「できないを無くし、アイディアを実現する」という2つのミッションを掲げ、大人になっても楽しく、やりたいことをどんどんやっていこうというコミュニティ。
現実世界とメタバースの境界線をなくして、ワクワクが止まらない世界を創造する!と目標を掲げて、スピーディに様々なアイディアを実現していくことが期待されます☆
プロジェクトはたくさんあるよ~!コラボとかで、他のDAOの紹介することもあるからTwitterから情報収集してみてね!
DAOの参加方法3ステップ
DAOには、前述の通り誰でも世界中のどこからでも、参加することができます。参加までは簡単3ステップ。
①興味のあるDAOを探す
②DiscordでDAOに参加する
③挨拶・自己紹介で発言する
①興味のあるDAOを探す
まず、興味のあるDAOを探してみましょう。おすすめは、Twitterです。
DAOは、多くの場合、SNSでプロモーションを行います。通常のSNSだと今では、インスタやYouTubeが主流かもしれませんが、NFT関連は圧倒的にTwitterです。
また、一つでも大きめのDAOに入っておくと、関連プロジェクトについて教えてくれたり、情報交換ができるので、興味のあるDAOの大きな情報源にもなります。
▼先ほどご紹介したDAOのDiscordは,こちらからどうぞ!
NinjaDao : https://discord.com/invite/ninjadao
Aopanda Party : https://discord.com/invite/app-pandao
MetaKozoDao : https://discord.com/invite/metakozodao
②DiscordでDAOに参加する
興味のあるDAOをみつけたら、さっそく参加しましょう。参加には、Discordのアプリをダウンロードする必要があります。
パソコンでもスマホでも操作可能なので、必要に応じてダウンロードしましょう。下の3ステップで登録はすぐに完了です。
①アカウント情報入力
②メールアドレス認証
③セキュリティ設定
アカウント作成が完了したら、DAOの公式Twitterのリンクからアクセスする、あるいは知り合いに招待してもらうという方法でDAOの専用Discordに入ることができます。
▼詳しい手順については、こちらの記事え画像付きで詳しく解説しています。
③挨拶or自己紹介で発言する
参加が完了したら、挨拶か自己紹介をしてみましょう。
Discordによって、異なりますが、たくさんのチャットの部屋が用意されていることが多いです。
最初に読んで🔰という部屋があることが多いのでまず読むことをおすすめします。
読んでも、最初は圧倒されてしまうと思うので、まずは「雑談」や「メイン」で「こんにちは」とか「おはようございます」と打ってみましょう。
それもやだ!という方は専用スタンプを1つ押すだけでもOK!
最初から『活動しないと』と気負う必要はないよ!とりあえず『入ってみる』ことが大事☆
DAOの楽しみ方3選(初心者向け)
じゃあ、いったいどうやって楽しんだらいいの?という方向けに3つご紹介します。
1.雑談に参加する
2.企画に参加する
3.NFTを購入する
雑談に参加する
DAO内のメンバーと雑談して、交流を深めていきましょう!
「メイン」・「雑談」・「ラウンジ」など名前はDAOにもよりますが、絶対に設置されている部屋です。挨拶だけだと、スタンプ合戦になってしまうこともあることから、挨拶専用部屋が設置されていることもあります。
メインや雑談部屋では、本当にとりとめもない話をしている感じです。本当に交流目的。今日何した、楽しみなこと、今日のごはんなど、テーマは色々なので、入れそうだなと思う話題があったら、思い切って交流してみましょう。
わたしは最初の頃はひたすら「おはよう」と「おつかれ」系のスタンプを押すだけで参加意識をもっていましたが、少しずつテキスト入力で参加できるようになりました(笑)もちろん、個人情報には注意してね!
企画に参加する
定期的に開催される、企画/イベントに参加してみましょう。
DAOでは、Twitterを活用したイベントが多く開催されています。Twitterのリツイートをしよう!という企画だったり、設定されたあるお題について、こういう写真をとろう!という企画だったり。
投稿を応募条件として、NFTのAL(アローリスト=主にNFTの優先購入権のことを指します)をもらえることもあります。
また、景品がなくても、みんなでコミュニティを盛り上げ認知を高めるために、Twitterで固定のハッシュタグを使ってつぶやく企画があったりするので、通知があったら確認しましょう!
NFTを購入する
NFTプロジェクトの場合、やはりそのNFTを購入することでよりDAOを楽しむことができます。
もちろん、もっていなくてもDAOの活動を楽しむことはできるので、必須とはいいませんが、参加できる企画が増えたり、特典がもらえたりするというメリットがあります。
また、そのNFTを所持することで、DAOへの所属意識も高まり、より認知度を高めるのに貢献したいという想いにもつながるのでおすすめです。
▼NFTの購入方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください!
DAO(自律分散型組織)で稼ぐ方法
DAOは株式会社みたいなものっていってたけど、稼ぐ方法があるの?
生活できるくらい稼げるかは人それぞれだけど、選択肢はあるよ!
1.DAO内で仕事を受注する
2.ガバナンストークンを保有する
3.NFTのALをゲットする
1.DAO内で仕事を受注する
DAOでは、時に「求人」という形でポジションを募集することがあります。
プログラミング、デザイン、マーケティングといったスキルがメインですが、仕事をもらえたら、報酬として暗号資産(仮想通貨)、NFTプロジェクトであればNFTをもらえることも!
例えば、マーケティングであれば、DAOのPRやSNS管理、コンテンツ作成なども仕事になり、得意なことを活かす機会がもらえます。
DAOの求人内容によって、それぞれ求められるスキルが異なりますが、自分の能力を試すチャンスでもあるので、情報をチェックしておきましょう。
2.ガバナンストークンを保有する
DAOのガバナンストークンを保有することで、利益の一部をもらえることがあります。
前述の通り、ガバナンストークンを保有することで、投票権を得られるとともに、保有数量に応じて利益分配を受けられます。DAOが活動を通して、収益をあげたならば、その一部を受け取ることができます。
また、そのDAOがガバナンストークンを取引所上場している場合には、価格上昇の際に、トークンを売却することで利益を得ることも可能になります。
ガバナンストークンの有無や性質はDAOによりけりですが、稼ぐ選択肢になりえます。
3.NFTのAL(優先購入権)をゲットする
NFTプロジェクトでは、DAOの活動を通して、NFTのAL(優先購入権)をもらえることがあります。
こちら、わたしが初めてALをもらって、
ゲットしたAopanda Party (APP)のNFTです☆
(売らずにずっと持ってます~!)
最近では、安値で買うことができる価格設定になっているので、「お金を稼ぐ」という点でいうと、「安く買って高く売る」というシンプルな構図です(転売ともいいます)。
※『NFTの価値をどう考えるか』が、重要なポイントになります。個人でいえば、安く買って高く売って終わりでもいいかもしれませんが、DAOのプロジェクトの成功が、NFTの更なる価値の向上につながるという考え方ができるからです。
直接的にお金にはならなくても、「利益」という観点で考えると、そのNFTを所持しているという事実だけで、得られる恩恵・特典が増えてくることや、プロジェクト成功に伴って、自身のNFTも注目度に比例して価値を上げていくことは利益になります。
具体的には、自分のNFTをゲーム内にとりこんで使用できたり、スニーカーにNFT作品をプリントできたり、他のNFTプロジェクトの優先購入権をもらえたり、飲食店・旅行先の割引サービスが受けられたり…意外とたくさんあるんです☆
いずれにせよ、NFTのALをゲットしてからよく考えて、活動していくことが大事ですね!
▼AL(優先購入権)についてや、ゲットする方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください
Discordを利用する際の注意点
楽しい空間のDAOですが、日常的に詐欺被害が報告されています。熟練者であっても被害にあってしまうこともある世界です。
初心者は特に注意が必要ですが、まずは最低限以下の3つを覚えておいてください。
1.DM(ダイレクトメッセージ)には応答しない
2.二段階認証を設定する
3.むやみにリンクを踏まない
1.DMに応答しない
Discordには、特定の相手にDM(ダイレクトメッセージ)が送れる機能があります。しかし、DMが詐欺の温床です。高確率で詐欺なので、基本的に応答しないスタンスでいましょう。
「NFTをくれる」という内容で連絡してきて、ウォレットアドレスを入力させられて、あっという間に仮想通貨や所持しているNFTを抜き取られるといった被害が出ています。
一定期間交流を続けて、DMを送りあってもおかしくない信頼関係ができたら、ある程度安心できるかもしれませんが、すべて自己判断になるのでいつでも警戒意識をもっておくことは大切です。
これに関しては、SNSが普及している今の時代、みんなにいえることだね!
2.二段階認証を設定する
Discordには、「二段階認証」というセキュリティ機能があります。
通常は、メールアドレスとパスワードでログインする形ですが、電話番号も登録してSMS認証を加えておくことでセキュリティを高めることができます。
Discord内では、時にNFTをもらったりする関係で、インターネット上のお財布【ウォレットアドレス】のやりとりをすることがあります。そういった情報をハッキングなどで抜き取られないように、対策しておくことが重要です。
▼Discordのセキュリティ設定手順については、こちらの記事で確認してください!すぐに終わります。
3.むやみにリンクを踏まない
Discordに貼られるリンクには要注意です。
Discord(ディスコード)では、サーバーによっては数千人から数万人が所属していることがあります。日々いろいろなチャットで会話が続いていきますが、あやしいリンクはむやみにふまないように注意しましょう。
これもWeb3.0に限らず、インターネットをさわる上では隣りあわせですが、リンクを踏んでフィッシング詐欺に遭ったり、ハッキングをされないように警戒しておく必要があります。
サーバーの管理者の方で、定期的にセキュリティに関しての注意喚起もしてくれたり、リンクを貼れるアカウントを制限するなどの対策をしてくれたりもしますが、自分の身は自分で守る。Web3において、すべては自己責任なので、できる対策は全部ちゃんとやりましょう!
DAO(自律分散型組織)の将来性
現在DAOは、NFTプロジェクトをメインに活用されていますが、将来的には、DAOがビジネス、政治、社会的な分野でますます重要な役割を果たすことが期待されています。
ビジネスであれば、投票機能を活用して、組織内での民主主義的な意思決定をして、従業員や投資家がより満足するような活動ができます。従業員や投資家、顧客など、関係者全員でビジネスの戦略の方向性に携わることができるのは「株」以上の重みがあるかもしれません。
また、クラウドファンディングのような形で、資金調達や支援のための新しい方法に活用することもできます。社会的な問題に取り組むためのプロジェクトに、誰でも投資することができるので、従来の寄付や投資よりも、効率的かつ透明性が高い方法でプロジェクトの行く末もしっかり確認することができるでしょう。
ここから数年で、どういう形で社会が変化していくのか、要注目です!
まとめ
今回は、DAO(ダオ)の仕組みや参加方法・楽しみ方・注意点についてご紹介しました。
一番簡単にDAOを体験できるのが、NFTプロジェクトのDiscordなので、まずはのぞいてみましょう!
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