「仮想通貨」と「暗号資産」2つのことばを目にするけど、この2つはどう違うの?仮想通貨の仕組みについても知りたいな。
- 仮想通貨と暗号資産の違いについて
- そもそも仮想通貨って何なのか、その仕組み
- 仮想通貨の投資以外の使い道について
- 仮想通貨の始め方3ステップ
結論からいうと、仮想通貨と暗号資産は、2023年3月現在では呼び名が違うだけで同じものとして扱われています。以上!
でもせっかくなので、ついでに仮想通貨について、じっくり理解したい人は、ぜひ最後まで読んでいってください♪
仮想通貨=ビットコイン=怪しい!という印象を持っている方。
ビットコインは、「一部の投資家が買うもので、ある時大暴落によって大損失をくらった人たちがいる、危ないもの」というマイナスなニュース報道の知識で止まっている方も多いのではないでしょうか?
その呼び名が、「仮想」であっても、「暗号」であっても怪しいと思うかたも多いかもしれませんが、中身を理解できれば、きっと印象も変わってくるはず!
今回は、「仮想通貨についてまったく知らないけど、ちょっとだけ興味はあって理解したい!」という方向けに、仮想通貨・暗号資産の仕組みや始め方、使い道や注意点についてわかりやすくご紹介します。
仮想通貨と暗号資産の違いは?
仮想通貨は、正式には「暗号資産」と呼ばれています(2023.3現在)。つまり、仮想通貨と暗号資産は、呼び方が違うだけで同じものです。
ただ、厳密にいうと、仮想通貨は暗号資産の一種です。
両方ともブロックチェーン技術を活用したインターネット上の資産という意味では同じ。でも、その総称としての名前が「暗号資産」、通貨としての役割をもつのが、「仮想通貨」ということです。
ざっくりですが、こんなイメージ↓
同じと認識しておいても問題はないけど、ちょっと違うんだよね!違いについてしっておこう♪
それぞれについて、みていきましょう。
暗号資産とは?
暗号資産は、インターネット上で取引される資産価値をもつデジタルデータの「総称」です。
ブロックチェーンという、インターネット上の取引を適切に記録し、データを保存管理する仕組みを活用し、安全かつ透明な取引が行われるように設計されています。
個人情報や取引データなどのあらゆる情報が、高度な技術によって、暗号化されているため「暗号」という言葉が使われるようになったとか。
インターネット上で取引する、通貨や証券、トークン、デジタルアート、不動産などのデジタル資産などをまとめて、暗号資産といいます。
▼ブロックチェーンの仕組み・特徴について詳しく知りたい方はこちら。
仮想通貨とは?
仮想通貨とは、暗号技術を使って発行され、インターネット上で取引が行われる通貨のことです。
暗号資産の一種なので、こちらもインターネット上の取引を適切に記録し、データを保存管理する仕組みであるブロックチェーンを活用し、安全かつ透明な取引が行われるように設計されています。
なお、「暗号通貨」と呼ばれることもあります。
仮想通貨は、暗号資産の中で「通貨」の役割をもつもの。だから、「仮想通貨は暗号資産」っていう認識に間違いはないよ!
イメージとしては、こんな感じ↓
口紅をリップという人もいます。でも、「口紅は化粧品です」っていっても意味は通るよね!
仮想通貨=暗号資産となった経緯
厳密にいえば、やや異なる仮想通貨と暗号資産ですが、現在仮想通貨は、正式に暗号資産に名前が変更されています。
2020年5月1日に、金融庁が「仮想通貨→暗号資産」への呼称変更を正式に発表しました。金融庁ホームページはこちら。
なんでわざわざ名前変えたの!?
名称がが変更された理由は2つ。
①「通貨」という名前が、「日本円の通貨」と混同されることを避けるため
②「暗号資産」と呼ぶ国際標準に合わせるため
国際的にも、以前は「Virtual Currency(バーチャル=仮想 通貨)」と呼ばれていましたが、現在では「Crypto Asset(暗号資産)」に呼び名が変化しています。
この表現が一般的になるにつれて、日本でも国際標準にあわせるべきということから、暗号資産に呼び名が変わりました。
暗号資産(仮想通貨)の仕組み
暗号資産(仮想通貨)とは、インターネット上だけでやり取りされる実体を持たないデジタル通貨のこと。
最初に「仮想」通貨と呼ばれるようになったのも、実際には手にとることのできない、インターネット上のみに存在するお金であり、データだからといわれています。
さっそく、暗号資産(仮想通貨)の仕組みについてみていきましょう。
法定通貨との違い
暗号資産(仮想通貨)と法定通貨の違いは、管理主体がいるかどうか、そして通貨価値が担保されるか否かです。
ドルや円といった法定通貨は、国家に管理され、価値が保証されています。また、通貨の発行や流通には日銀のような中央銀行が関わっています。
日銀は通貨の発行量を増やしたり減らしたりすることで、通貨の価値に大きな変動がおきないように調整することがありますよね。価値が安定することによって日本円が「信頼できる通貨」と客観的に評価されます。
一方で暗号資産(仮想通貨)には、国家にあたるような管理主体がなく、ユーザー全員で管理をします。通貨の信頼性を保つために流通量を調整するなど、施策を行う中央銀行がないので、価格変動が起きやすいのが特徴です。
暗号資産(仮想通貨)には管理主体がなくてある意味、自由空間といえるけど、そのかわり通貨の価値は担保されないってことだね。
電子マネー決済との違い
インターネット上の通貨っていうなら、電子マネーも同じじゃないの?
電子マネーと暗号資産(仮想通貨)は、両方ともデジタルの決済方法ではありますが、性質が異なります。
暗号資産(仮想通貨)は、日本円・米ドル・ユーロといった法定通貨と並ぶ、独立した「通貨」と捉えることができますが、電子マネーはあくまで「特定の法定通貨の使用方法のひとつ」でしかありません。
Paypayや楽天Pay、Edyなどたくさんの電子決済があるけど、これらはあくまで「日本円」を「ピッ♪」という支払い方法で使ってるだけだよね!
また、前述のように暗号資産(仮想通貨)には、国家や中央銀行にあたる、通貨の信頼性を管理する存在がいないので、送金や取引を第三者介入なしで自由に制限なく行うことができます。
一方で、電子マネーは一般的には企業が中心的な役割を果たし、管理を行っています。自由に取引が行えるわけではなく、企業と契約を結んでいる加盟店でしか使用できないなどの制約が存在します。
電子マネーと暗号資産(仮想通貨)は別物、と覚えておきましょう。
暗号資産(仮想通貨)を支えるブロックチェーン技術
暗号資産(仮想通貨)のすべての取引履歴は、ブロックチェーン技術によって、インターネット上の世界中のユーザーによって共有・管理されています。
ブロックチェーン技術は、取引の記載されたデータ<台帳>を<分散>して管理する「分散型台帳」とも呼ばれ、過去データの入った「ブロック」を鎖「チェーン」でつなげていき、記録が永遠に残る仕組みです。
取引データが高度な技術で暗号化され、記録・共有されていくので、不正や改ざんが非常に困難・透明性・信頼性の高い取引ができるというのが最大の特徴です。
▼ブロックチェーン技術については、こちらの記事でさらに詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
このブロックチェーン技術についてはぜひ理解しておきたいところ!
暗号資産(仮想通貨)とマイニング
暗号資産(仮想通貨)の取引には、マイニングという作業が必要です。マイニングとは、インターネット上の膨大な取引情報を処理して、承認作業を行うこと。
ブロックチェーン技術をつかって、すべての取引が記録・管理されていくわけですが、実はこの裏ではマイニングを行う、通称「マイナー」がものすごい仕事をしてくれています。
今や便利な世の中だから、何か簡単で効率的なシステムがあってぱぱっとやってくれるんだと思いがちだよね。
マイナーの役割は、ブロックチェーン上に記録されたトランザクション(取引記録)の承認を行い、ブロックとしてまとめ、ブロックチェーンに追加すること。
=取引の確認・承認をして取引を成立させること。
マイナーは、この対価として、新規に発行された暗号資産(仮想通貨)を獲得できる仕組みになっています。そして、基本的にはこの方法(対価)としてしか、新規発行はされません。
この承認作業がきちんと行われて記録されていくことで、仮想通貨の信用が保たれる、という非常に重要なプロセスといえます。
そして、何より膨大なデータを取り扱うために、たくさんのコンピューターと電気代を必要とする、とても大変な役割なので、「報酬」として暗号資産(仮想通貨)が獲得できる仕組みになっているのです。
ただし、報酬をもらえるのは1番最初に承認作業を完了させた人だけ!
「最初に承認を完了したマイナーが報酬を得られる」という仕組みによって、競争原理をはたらかせることで、よりはやく、効率的なデータ処理が行えるようになります。
参加者がそれぞれ工夫をして、ライバルよりも早く、マイニング作業を終わらせようとやる気を出させるっとことね!
マイニングによって、新たなブロックが完成し、それまでのブロックチェーンに追加され、正当なものと判断されると、その後もデータの記録が続いていきます。
このマイニングなくして、暗号資産(仮想通貨)取引は成立しません!
最初に承認されたトランザクションが正当かどうかは、ブロックチェーンのデータを共有・管理している他の複数のコンピュータによって判断されます。
「Proof of Work(PoW)」ともいうよ
過去からの膨大な記録情報がはいった一連のブロックと、追加された新しいブロックの整合性を確認し、問題なければ「正当」ということになります。
不正を試みたら…?
マイナーが悪い人で、データを書き換えようとしたらどうなるの?
しっかり弾かれる仕組みになってるよ!
ブロックチェーンでは、高度な暗号化技術により、あるブロックに対する改ざんが発生した場合には、その前後のすべてのブロックも情報が変わる仕組みになっています。
なので、情報の共有管理をしているユーザーたちは、情報が変わっていることに気づきやすく、改ざんや不正をすぐに検出することができます。
不正をはたらくには、他のユーザーが違和感に気づく前に、過去のブロックを含め、すべてのデータを書き換えることが必須。よっぽど高い(はやい)計算力を持っていなければ、不正が成功することはほとんどありません。
「正当ではない」と判断されるからね!
暗号資産(仮想通貨)の発行上限
暗号資産(仮想通貨)には、発行上限があります。
「暗号資産(仮想通貨)とマイニング」でご紹介した通り、暗号資産(仮想通貨)は、基本的にはマイニングの対価として支払う際に新規発行されます。
発行上限のない、法定通貨(日本円・米ドルなど)は、中央銀行が通貨の流通量を調整することで価値を安定させるように動きますよね。でも、そのような主体のいない暗号資産(仮想通貨)では、マイニングの度に新規発行され続ける可能性があります。
通貨が市場にあふれてしまったら、その価値はどんどん下がってしまうのが経済の法則。そのため、暗号資産(仮想通貨)には発行枚数の上限が設けられていることが多く、通貨の価値を保つ対策がとられています。
安定を図ろうとはしてても、、めちゃくちゃ変動する可能性のある通貨であることには変わりないから注意してね!
仮想通貨(暗号資産)の種類
暗号資産(仮想通貨)には大きく分けて、ビットコインとビットコイン以外のアルトコイン、そしてステーブルコインがあります。それぞれについてみていきましょう。
ビットコイン(BTC)とは?
暗号資産(仮想通貨)ということばを聞いて、誰もが頭に浮かぶであろうビットコイン。世界初の暗号資産(仮想通貨)であり、暗号資産(仮想通貨)界での基軸通貨になっています。
ブロックチェーンの技術によって、格安な手数料で個人間での直接送金ができ、世界共通で使用できる通貨です。主に決済や送金に使用される通貨で、上限枚数は2100万枚となっています。
サトシ・ナカモトという正体不明の人物が発表した論文をもとに開発されたよ!不思議。日本人みたいな名前だよね。でも、いまだに人物は特定されてないんだって~。
アルトコイン
ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)が、アルトコインです。アルトコインには様々な銘柄があり、毎日たくさんの取引があって活発な銘柄もあれば、全然取引量がないものもたくさん。
いくつか例をご紹介します。
イーサ(ETH):ビットコインに次ぐ、取引量の多い銘柄。NFT取引のメイン通貨。
ライトコイン(LTC):ビットコインに比べ高速な取引ができる通貨。日常生活で利用しやすい。
リップル(XRP):国際送金に適している。送金速度が速く、手数料が安い。
ドージコイン:一度みたら忘れられない、柴犬の絵柄のコイン。イーロン・マスクのお気に入りのコイン。
ステーブルコイン
ステーブルコインとは、価値の安定した暗号通貨(仮想通貨)です。多くの場合、法定通貨(米ドルやユーロ)と連動させて、同じ価値をもたせています。
1ステーブルコインA=1ドルみたいな感じだね!
え!?そんな暗号資産(仮想通貨)もあるの!?
価格が急激に上昇し、また急激に下落するリスクがある通貨を、日常的に使うことは難しいですよね。そこをカバーし、仮想通貨としてより使い勝手のよいものを!という目的で誕生しました。
ステーブルコインの仕組み
ステーブルコインは、「ペッグ」という仕組みを利用して、価格の安定をはかっています。
「ペッグ」とは、「くぎ」という意味の英単語だよ!
仮想通貨市場では、発行元が法定通貨や所有物などの資産を担保として通貨を発行し、通貨価値を「ペッグ=固定」する意味でつかわれます。
例えば、あるステーブルコインの価値が1ドルにペッグ(固定)されて発行された場合、そのコインは、いつでも1ドルと交換することが保証されています。発行元は、そのステーブルコインを発行するためには、そのコインと同額のドル資産をもっていなければ、発行できません。
あれ?でも「発行元」がいるなら、これは「中央集権」ってやつになっちゃわない?
たしかに、中央集権的要素を感じるポイントだよね。でも違うよ!!ステーブルコインは、あくまで暗号資産(仮想通貨)だから、中央集権システムにはない、分散管理の特徴(改ざん困難・システムダウンなし・透明性など)をすべてもってるよ!!
そういうことね!ちなみに、電子マネーとも結局同じなんじゃないかと思ったけど、その答えもやっぱりブロックチェーン技術をつかった暗号資産だから性質が違うよってこと?
そのとおり!
通貨以外の暗号資産
暗号資産は、通貨以外にも、権利や価値を証明するものとして様々なものがあります。
- 株式・債権・不動産などの所有権
- 商品、サービス、プロジェクト、会社などの権益や所有権
- NFT:デジタルのアート、音楽、ドメインなどのコンテンツの唯一無二の所有権
- 個人情報や証明書・IDなど
いずれも、ブロックチェーン技術を駆使して実現するもので、今後も分野が拡大・発展していくことが見込まれます。
次からは、通貨以外の暗号資産を支える、イーサリアムというプラットフォームについてみていきましょう。
イーサリアムとは?
イーサリアムは、自動契約機能によって様々なサービスを可能にするブロックチェーンです。決済や送金を主な目的とした暗号資産(仮想通貨)であるビットコインとは用途が異なります。
ビットコイン(BTC)は通貨自体のやりとりを可能にしていますが、イーサリアムではブロックチェーン技術が担保する、取引の透明性はそのままに、暗号資産(仮想通貨)取引以外にも様々な契約が実行できるプラットフォームとなっています。
イーサリアムチェーンを利用したサービスでは、イーサリアム上の暗号資産(仮想通貨)イーサ(ETH)以外も使用することができ、非常に汎用性の高いシステムといえます。
通貨名もイーサリアムって呼ぶ人もいるんだけど、海外でも使い分けがされているから、イーサリアムはブロックチェーンの名前、通貨はイーサ、って覚えてね!
スマートコントラクト機能
スマートコントラクト機能は、ブロックチェーン技術を活用して、あらかじめ決められた条件を満たすと自動で取引が実行される仕組みです。
契約内容と契約履行の条件があらかじめプログラミングされているので、仲介者を必要とせず条件を満たしたら自動的に契約が実行されるという非常に効率的なシステムになっています。
自動販売機みたいに、「お金をいれてボタンをおしたら商品がもらえる」仕組みと同じ感じ!
このイーサリアムのスマートコントラクト機能によって、暗号資産の所有権の所在を明確にしながら、スムーズに取引をすることが可能になっています。
暗号資産(仮想通貨)の使い道・メリット
暗号資産(仮想通貨)は投資!というイメージが1番強いかもしれませんが、他にもさまざまな使い道・メリットがあります。
資産運用や投資として利用
暗号資産(仮想通貨)は、資産運用や投資の対象になります。ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)などを購入し、価格上昇したタイミングで購入額より高く売ることで利益を得ることができます。
暗号資産(仮装通貨)の種類は様々なので、リスク分散のために複数の暗号資産を保有することも可能ですが、常にリスクのある投資であることを頭にいれておきましょう。
これが一番、一般的なイメージだよね!
支払い手段として利用
暗号資産(仮想通貨)は、通常の通貨と同様に支払い手段としても利用することもできます。
ただし、日本円と同じ価値でお金をつかえる電子マネーのようなデジタル決済とは違って、暗号資産(仮想通貨)には常に価格が大きく変動する可能性があります。使う前に価格のチェックは必須です。
日本ではまだまだ少ないですが、ビックカメラや眼鏡スーパー、旅行会社HISなどで決済手段として利用することができます。ニチガスやCoincheck電気など、公共料金の支払いの選択肢としてビットコインを選べるところも!
アメリカでは、州ごとで異なりますが、大手ファストフード店や通信会社・旅行会社・公共料金など、幅広い分野でビットコインでの支払いが認められています。
日本で使おうとしたら、店員さんが全然処理方法わかってなくて時間かかったから、結局使うのやめた~というのをTwitterでみかけたから、普及はまだまだこれからだね!
実生活の商品やサービスの購入以外でも、ブロックチェーン上でのNFT(デジタルアート)の購入や、ゲームのアイテムの購入に利用することもできます(というか、必須!)。
送金手段として利用
暗号資産(仮想通貨)は、国内・海外の送金に利用することができます。通常の銀行送金に比べて手数料が低く、また送金手続きが早いため、特に海外での取引において有用です。
海外送金は、通常であれば銀行を通して両替・換金する必要があり、手間や手数料が発生しますが、暗号資産(仮想通貨)は世界中の誰とでも、どこからでもすぐに取引ができます。
一度つかってみるとわかるけど、とにかく早くて安い!!使うブロックチェーンの種類によって仕様はかわるけど、世界の裏側でも着金まで数秒、手数料は数円から高くても数百円まで。
資産保管の手段として利用
暗号資産(仮想通貨)は、資産として保管することができます。インターネット上での取引なので、セキュリティ上のリスクは常に存在します。しかし、専用の暗号化されたウォレット(仮想通貨用のお財布)を使用することで、暗号資産の安全な保管が可能です。
資産の持ち方には、金塊でもつか、銀行にいれておくか、現金貯金するか、などの選択肢がありますが、暗号資産とウォレットで保管するという手もアリですね。
暗号資産(仮想通貨)には、投資以外の使い道もあり、今後普及が進み日常生活で触れる機会が増えてくるかもしれません。ただし、価格変動の起きやすいリスクのあるものとしての意識は忘れないようにしましょう。
暗号資産(仮想通貨)の仕組みや特徴を理解して、何のために使うのか、目的を明確にしておくことも大切だよ!
暗号資産(仮想通貨)取引の始め方と流れ
①暗号資産取引所で口座開設
②取引口座に日本円を入金
③暗号資産(仮想通貨)の購入
暗号資産(仮想通貨)取引を始めるためには、暗号資産取引所の口座が必要です。暗号資産を扱う、コインチェック・Bitflyer・GMOコインなどのサイトやアプリから、氏名・住所・メールアドレスの登録をします。本人確認書類の提出も、オンラインで完了するので10分もあれば口座開設できます。
次に、開設した口座に日本円を入金します。銀行振り込み・コンビニ入金・ネットバンキングなどの選択肢から選び暗号資産(仮想通貨)を買う準備をします。
入金が完了したら、暗号資産(仮想通貨)を購入。ポチっとおしたら、すぐに取引が成立する「成行(なりゆき)」や価格指定をして購入する「指値(さしね)」という買い方がありますが、慣れないうちは成行がおすすめです。
少額取引から始めて、徐々になれていったら金額を増やすことをおすすめします。リスクを伴う投資であることは忘れずにね!
暗号資産(仮想通貨)の注意点
使用用途が意外に広く、興味を持っていただけたなら嬉しいです!ただ、暗号資産(仮想通貨)を始めるにあたり、注意しておくことがあります。
法整備がととのっていない
暗号資産(仮想通貨)は、まだ多くの国で法的な規制が整っていません。
日本もデジタル庁の立ち上げをして、法整備に向けて動いていますが、まだまだこれからです。現在の暗号資産(仮想通貨)の投資や取引に関して、守ってくれる法律がない中での取引であることは覚えておきましょう。
「お問い合わせ窓口」「コールセンター」といったたぐいもないですからね!
価格が不安定
暗号資産は価格変動が激しく、取引による損失が発生する可能性があります。価格の変動には、需要・供給の変化、政府の規制など、色々な要素がありますが、買って終わりということのないように、価格の分析や値動きの注視が必要です。
匿名性の悪用
暗号資産(仮想通貨)は良くも悪くも匿名性が高いので、不正な目的での利用が懸念されます。
インターネットの世界でのやりとりなので、暗号資産(仮想通貨)以前に普段のSNSやネット利用と同じようになりすましなどに注意が必要です。
データ流出
暗号資産(仮想通貨)に限ったことではないですが、インターネットを利用しているのでデータ流出のリスクがあります。
ブロックチェーンの高度な暗号技術を用いてセキュリティを万全にしているとはいえ、暗号資産の技術的な問題や欠陥が発生する可能性はゼロではありません。
ハッキングによる盗難や不正アクセスなども起こりえます。少なくとも、自分でできる個人のパスワード管理などは徹底して対策しましょう!
確定申告の漏れ
確定申告のし忘れに注意しましょう。暗号資産は、税務上の資産として扱われ、所得税や贈与税、相続税の対象です。
暗号資産に関する所得がある(利益を得た)場合は、その所得を申告し、税金を納める必要があります。暗号資産の取引においては、取引履歴や口座残高などを記録しておくことが重要です。
専用のサイトなどもあるので、確定申告をする際に必要となる情報の確認をしましょう。
暗号資産の楽しみ方
わたしは、イーサ(ETH)を購入して、NFTを楽しんでいます。
暗号資産(仮想通貨)やNFTを先に始めていた旦那から、家庭内営業をかけられたことがきっかけですが、今では自分でもびっくり!、自主的に動いています。
暗号資産(仮想通貨)そのものを投資対象として楽しんでいる人もいれば、NFTを買うために必要なので暗号資産(仮装通貨)を買うという人もいます。前者であれば、各取引所で仮想通貨の積み立てのプランに入ったり、お得なキャンペーンで資産を増やしているようです。
後者である私は、NFTを安い価格でゲットして、コミュニティ活動を楽しんだり、ゆくゆくは高く売れるようにリサーチをしたりという活動をしています。この場合、暗号資産(仮想通貨)の価格も、NFTの価格も見ておかなければいけませんが、新しい世界に踏み込んで勉強することができています。
▼NFTについては、こちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おすすめの暗号資産取引所
最後に、おすすめの暗号資産取引所をご紹介します。概要や開設方法について詳しく説明しているので
参考にしてみてください。
まとめ
仮想通貨と暗号資産の違い、始め方・使い道・注意点について解説しました。
仮想通貨が、正式には暗号資産という呼び名だろうと、厳密には同じものではなくてたくさんあるうちの一つだろうと、初めて耳にする場合には「仮想」「暗号」というワードで怪しさMAXですよね。
ここまで解説してきたわたしも、はじめは旦那に手取り足取り操作を教えてもらいながら始めた超初心者です。「怪しい」という印象をもつと、敬遠したくなりますが、すべては「知らない」からこそ抱く感情だと思っています。
今回の記事を何度も読んで、みなさんなりにさらに噛み砕いて理解に役立ててくださると嬉しいです!
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