ALあげます!とかWLのギブアウェイっていう言い方で、この2文字のアルファベットをよく目にするんだけど、いったい何のこと?
そんな方に、AL(アローリスト)とWL(ホワイトリスト)、そのもらい方についてご紹介します。
ALをアラウリストという読むひともいるけど、ここではアローリストで統一するね!
アローリスト(AL)とホワイトリスト(WL)とは
アローリスト(AL)、ホワイトリスト(WL)とは、NFTの優先購入権のことをさします。『優先購入権』という言葉の通り、NFTの発売日に一般のお客さんよりも先に購入できる権利のことです。
ホワイトリスト/ブラックリストというように、白黒で表すことばに人種差別的な意味が含まれるという考え方から、NFTにおいて主流だった「ホワイトリスト」という呼び方は、今では「アローリスト」に移行してきています。
アローリストは、英単語「Allow List」の日本語訳で、「許可リスト」ということだよ!
※アローリストとホワイトリストは同義なので、以下アローリストに統一してご紹介してきます。
NFT販売の流れ
アローリストをもつ人たちがNFTを「優先的に購入できる」ように、NFT販売のスケジュールは通常下記ようになっています。
▲11月に行われたNFTプロジェクトMetaKozoの販売スケジュール
アローリストの種類
アローリストによって、NFTを優先的に購入できるのですが、「どのように購入できる権利なのか」プロジェクトによって異なります。これはプロジェクトによりけりなので、参加プロジェクトの条件をよく確認しましょう。
※ミントとは? NFTを新しく生成すること。ここでは「購入する」の意味
▲ 先ほどのMetaKozoの例をみると、AL SALE 1STを取得した人たちは2つミントができる、AL SALE2NDを取得した人たちは、FCFS(First Come First Served):早押しになっています。
アローリストをもらうメリット
アローリストをもらうメリットは以下の3つです。
- NFTを安く買えることが多い
- 確実に買えることが多い
- 利益を出しやすい
①安く買えることが多い
プロジェクトによりけりですが、最近増えている’’格安ミント’’と呼ばれるものは、0.001ETHのように安価に設定されているものが多いです。その時のETHの相場にもよりますが、6000円以下程度でミントできることになります。
日本の有名プロジェクトであるAopandaPartyの10月末に行われたミントは、0.001ETH(160円)という格安でした。
NFTを高額で買うのは怖い!という人にはありがたいよね!!
②確実に買えることが多い
プロジェクトによっては、一般販売開始前にすべて売り切れてしまうこともあるので、アローリストをもっておくと、そのNFTを購入できる確率が高くなります。
前述のように、プロジェクトによってアローリストの権利が異なっているので、アローリストをもっていれば確実に買えることが約束されているわけではありません。ただ、もっていることによって、少なくとも一般販売よりは好条件にあることは間違いありません。
③利益を出しやすい
アローリストによって、安くNFTを買えるので、その後人気のプロジェクトに成長していけば、高値で販売できる可能性が高くなります。
もとから期待値の高いプロジェクトであれば、アローリストをもたず一般販売に参加する人達からの需要もあるので、利益は出やすくなります。
▲先ほどの例のAopandaPartyの現在(2022年12月中旬)のフロア価格はなんと845倍の0.845ETHだから今売ったら約13万円の利益が出せるということになります。わお。
利益が出そうでもその作品が好きで売りたくない!という問題もあるんだけどね~☆
アローリストをもらう3つの方法
アローリストをもらうための主な方法は以下の3つです。
- コミュニティに貢献する
- ギブアウェイに参加して当選する
- 特定のNFTを保持する
①コミュニティに貢献する
最も定番の方法が、コミュニティで活動することです。プロジェクトが成功するかどうかは、目指すところに賛同してくれたり応援してくれる人たちにかかっているともいえます。
そこで、コミュニティを継続的に盛り上げるなど、貢献してくれている人たちに運営側がその活動のお礼として、アローリストを付与してくれることが多いです。
「コミュニティに貢献する」活動例としては、以下のものがあります。
・Discord内での活動
・ブログやファンアートを書く
・イベントに参加する
Discord内での活動
NFTプロジェクトの重要なプラットフォームとなるのは、主にDiscord/コミュニティです。全然動きがみられないコミュニティは、魅力も感じにくいですよね。
でも、のぞきに行ったらいろんな人が毎日様々な会話を楽しんでいたり、少し挨拶したり質問しただけなのにしっかり対応してくれたりしたらどうでしょうか?コミュニティに所属していたいという想いや、そのコミュニティへの印象も全然違いますよね。
そんな雰囲気づくりに貢献してくれる人たちは運営側にとってはとても重要なはず☆
でもわたしにできることなんてないから、貢献っていわれてもわからないよ~!
と思う方も多いですよね。ですが、負担に思う必要はなくて、コミュニティで自分にできることをみつけてそれをコツコツとやっていけばいいんです。
・メインのチャットでの話題にコメントをしてみる
・英語チャットで発言している海外の方に対応してみる
・アイディア部屋で提案をしてみる
このブログを書きながら、所属しているコミュニティのワールドカップの話題にについてコメントしてみました~。メッシすごい!
ブログやファンアートを書く
プロジェクトを紹介するブログを書いたり、ファンアートを書くことでアローリストをもらえることもあります。
これは、ブログ運営をしていたり、イラストを描くことがすきだったりと参加できる人に限りがあるものではありますが、逆に通常のDiscord活動が苦手だったりする人にとっては絶好の機会にもなりますね。
わたしは絵心がないのでファンアートはいつも見てるだけですが、お子さんと一緒に楽しんでいらっしゃる方もいて、ほのぼの~!
イベントに参加する
Discord内で、時々開催されるオリジナル企画への参加もアローリストをもらえるチャンスになります。
たとえば、日本のNFTプロジェクトで、ジャンクフードをNFTの題材にしたJUNKeeeeS(ジャンキーズ)では、食べ物の写真とSNS専用素材を加工して画像を作成した作品を募集して、優勝者にはアローリストを付与するイベントがありました。
②ギブアウェイに参加して、当選する
ギブアウェイとは、参加すると抽選でアローリストやNFTをもらえる企画のことです。主にTwitterで開催されていて、参加条件を満たせば当選のチャンスがあるという類のものです。
参加条件が、特定のアカウントのフォローとRT/引用RTという簡単な条件の場合が多く、アローリストをもらうには一番簡単な方法かもしれません。もちろん参加者が多ければ、当選確率は低いので確実性は保証できませんが…
そして、応募がしやすく、魅力的ではありますが、無駄にフォローアカウントが増えていってしまうことや、RTだらけになった自分のフィードはフォロワーさんにとってはあまり心地の良いものではない可能性があるので、やりすぎ注意な気もします。
とはいえ、当たったら最高!ラッキー!
③特定のNFTを保持する
特定のNFTをもっていると、新規プロジェクトのアローリストを自動的にもらえたり、アローリストの抽選に参加できる権利をもらえることがあります。
▼以下は、わたしと同じくNFTをはじめた旦那が実際に所持することで、他プロジェクトのアローリストまでもらえたり、抽選に参加できたいくつかの例です。
・CNP(Crypto Ninja Partners) - ヤーマ形代、めたばっち、SKB、CNPS(CNPP)
・CNPR(Crypto Ninja Parners Rookies) ー TAG、腕章SBT
・APP (Aopanda Party) ー SKB、ピクQN、(CNPP)
こういうこともあるので、NFTをゲットしてすぐに売るのではなく持ち続ける「ガチホ」をする人口を増やしたいのかなぁという運営の考えもみえてきますね。
アローリストでNFTを買う方法
通常、TwitterやDiscordの企画でアローリストをもらえることになったら、MetaMaskなどのウォレットアドレスを運営に提出して、そのウォレットアドレスにアローリストを紐づけてもらうことになります。
このプロセスをミント日までにやっておかないと、せっかくゲットしたアローリストがなかったことになっちゃうからよく確認してね!
▼ NFT販売日になると、公式の「ミントサイト」が公開されます。
ミントサイトとウォレットを接続することで、アローリストが付与されたウォレットであることが確認されて、優先的なミントが許可されるという仕組みです。
▲MetaMaskのブラウザから、ミントサイトに接続し、MetaKozoのミントに参加しました。
アローリストを2つもっていて、「1つのアローリストにつき2つミントできる」という条件だったので、ウォレット接続を完了した際にわたしがミントできるNFTの数は4となっていました。
完了後は、ミント完了した数が4に変わっていることが確認できます(右)。
最後に
アローリストとは何か、その獲得方法についてご紹介しました。NFTは1つの投資なので、その投資資金を安くおさえられるとしたら、絶対にもらいたいところです。
ただ、アローリストをもらうことは、簡単とはいえません。でも、がんばった対価としてもらえるもの、そしてその後価値を生んでいく可能性のあるものとして考えたら、少し苦手なチャット参加やTwitterもがんばろうかなぁという気になりますよね。
アローリストをもらったからといって、絶対にミントしなければならないわけではないので、興味があるプロジェクトについていったん活動をがんばってみて、本当に欲しいかどうか決めるというのも全然ありですよ☆
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