ウォレットとかメタマスクっていう言葉をよくきくけど、何のこと?
ウォレットがお財布っていう意味なのはわかるけど、ウォレットは
メタマスクのこと?
こんな疑問にお答えします。
暗号資産(仮想通貨)関連について調べていると、自然とウォレットということばやメタマスクということばに出会うことが多いとおもいます。
ウォレットという英語を訳すとお財布なので、なんとなくお金を入れておく場所だということは想像がつくかもしれませんが、暗号資産(仮想通貨)取引所の口座にいれておいたっていいんじゃないか?とか、どんな種類があるのか?など疑問がわいてきますよね。
今回はそんな「ウォレット」の性質や違いについてご紹介します!
ウォレットとは何か
ウォレットとは、インターネット上で暗号資産(仮想通貨)を保管するお財布のことです。
暗号資産(仮想通貨)自体の取引においても、NFTの売買をする過程においても暗号資産のやり取りを行うわけですが、いずれにしても、大事なお金を投資して獲得した自分の大切な資産を、安全に保管することはとても重要です。
セキュリティの高いウォレットに暗号資産を保管することで、ハッキングのリスクを減らすことができるため、ウォレットは、暗号資産(仮想通貨)を扱う上での必需品といえます。
なぜセキュリティが高いといえる?
ウォレットはセキュリティが高いといえる理由は、公開鍵と秘密鍵という暗号システムを採用してアカウント保有者それぞれの暗号資産を守っているからです。
公開鍵と秘密鍵は、法定通貨の日本円を預ける銀行を例に考えると理解しやすいかと思います。
「公開鍵」: 銀行の口座番号 :振込依頼のために他人に教えることができる
「秘密鍵」: 口座の暗証番号 :人に知られてはいけないもの
※公開鍵を暗号資産(仮想通貨)アドレスともいいます。
日常生活における銀行の暗証番号が大事であるのと同様に、秘密鍵は他人に知られることなくしっかりと守るべき情報であり、一番の機密情報です。
また、秘密鍵は単に自分で設定するパスワードのような数字4桁だったり、8文字以上の英数字という簡単なものではなく、例えばアカウント開設時に設定された12個の英単語を、順番通りに並べることが条件だったりする難しいものになっているため、この秘密鍵こそがウォレットのセキュリティを高める大きな要素になっています。
万が一、秘密鍵を他人に知られてしまったら、大切な暗号資産(仮想通貨)が
あっという間に抜き取られてしまう可能性があるよ!怖い怖い。
暗号資産(仮想通貨)取引所の口座との違い
私はコインチェックの口座をもっているんだけど、
ウォレットってかいてあるよ??
暗号資産(仮想通貨)取引所で、暗号資産を購入した場合、必然的に通貨を「保管する」場所も必要であるため、取引所内のウォレットも作成されます。ただ、前述のウォレットでいうところの「秘密鍵」は実質取引所の管理下にあるため、自分で秘密鍵を管理するウォレットとは資産を守る主体が異なります。
もちろん、各取引所もセキュリティ徹底をしていますが、取引所の主な目的が「暗号資産(仮想通貨)の売買取引を行う場所の提供や暗号資産を販売したりすること」である一方で、ウォレットの目的は、「取得した資産を保管すること」という違いがあることは認識しておく必要があるでしょう。
取引所のウォレットは、取引所がハッキングされてしまうと資産を抜き取られてしまう可能性がありますが、外部のウォレットは、秘密鍵で自分の資産を守るので、取引所がハッキングに合っても特段被害を受けずにすみます。ただ、何があっても自分のせいになってしまうので注意はしてもしたりません☆
NFTはやりません!という方だったら、もしかしたら取引所のウォレットだけでいいという方もいるかもしれません。でもNFTは買いたいという方は、外部ウォレットは必須です☆
ウォレットの分類
ウォレットには大きくわけて2つに分類することができます。それが、インターネットと完全に切り離した状態で暗号資産(仮想通貨)を保管する「コールドウォレット」と、インターネット上のアプリやブラウザで保管する「ホットウォレット」です。
保管方法がインターネットにつながった状態なのか否かという違いです。
コールドウォレットとは
コールドウォレットには、ペーパーウォレットとハードウェアウォレットがあります。
ペーパーウォレット:暗号資産(仮想通貨)を紙で保管するウォレットのことです。公開鍵(暗号資産アドレス)と秘密鍵を紙に印字して保管します。
ハードウェアウォレット:暗号資産(仮想通貨)を専用端末(USBなど)/ハードウェアで保管するウォレットのことです。秘密鍵をさらに暗号化して端末に保管します。
ともに、保管方法がインターネットと切り離された状態であるため、保管中のハッキングのリスクをゼロにできるという点で非常に優れています。
しかしながら、実際に暗号資産(仮装通貨)の送金などを行う場合には、インターネット接続が必須であるため、ハッキングのリスクには一時的にさらされてしまうということに注意が必要です。
そうか!暗号資産(仮想通貨)はブロックチェーン技術で成り立つから
インターネット接続はどうやったって必要だもんね!!
ホットウォレットとは
ホットウォレットには、ウェブウォレット、モバイルウォレット、デスクトップウォレットがあります。
ウェブウォレット:暗号資産(仮想通貨)をウェブサイトで管理するウォレットのことです。IDとパスワード設定で作成できる暗号資産取引所のウォレットもこれに分類されます。
モバイルウォレット:暗号資産(仮想通貨)をスマートフォンの専用アプリで管理するウォレットのことです。自分で秘密鍵を管理して資産を守ります。
デスクトップウォレット:暗号資産(仮想通貨)をパソコンの専用ソフトウエアで管理するウォレットのことです。ソフトウェアによっては、オンライン・オフライン両方で資産管理ができるので、保管中のハッキングリスクはウェブウォレットより低いとされています。
いずれも、パソコンやスマートフォンから簡単に操作ができるので利便性が高く、時と場所を選ばずに簡単に取引を行うことができます。
しかしながら、常時インターネットに接続されているので、ハッキングされるリスクはつきまといます。
コールドウォレットなのかハードウォレットなのか
暗号資産(仮想通貨)取引所は、常に世界中のハッカーから狙われています。もちろん、各社セキュリティを強固に対策をたててくれていますが、100%できているかは誰にもわかりません。
取引所がハッキングにあい、自分の大事な資産を失わないためにも、暗号資産(仮想通貨)の保管はしっかりと分散させておく必要があります。
暗号資産購入のために取引所のウォレットに残しておく分【ウェブウォレット】、日々送金や決済などで利用する分【モバイルウォレット】、そして定期預金のようにしばらく放置しておいても問題ない分【ハードウォレット】、というように自分の利用方法にあった分散管理をしていきましょう。
NFTのためのウォレット
自分の利用方法に合った分散管理が重要ですが、NFTを買うならモバイルウォレットは必須です。
特に必要なのが、Metamask(メタマスク)です。メタマスクは、イーサリアムブロックチェーンに対応した暗号資産(仮想通貨)ウォレットで、イーサリアム(ETH)以外にも対応できる汎用性の高いウォレットです。>>>メタマスクをつくる
メタマスクと同じように、Solana(ソラーナ)という別の暗号資産プラットフォームには、Phantom(ファントム)というウォレットがあります。NFTを見ていく中で、必要に応じてもっておくとよいでしょう。
また、初心者には参入しやすいLINE NFTでは、LINE BITMAX WALLET(ラインビットマックスウォレット)があります。LINEのアカウントさえあれば、簡単に始められるLINE NFTですが、支払いはLine PAY、LINE独自の暗号資産(LINK)やNFTの保管を専用ウォレットで保管というLINEのフィールドで完結できる仕組みになっています。
大手の暗号資産取引所で通貨購入、メタマスクをつくってNFTを買うという
のはまだ怖いという方はLINEから初めてみるのはありだね!
ただ、やっぱり選択肢はかなり減ってしまうので、できればメタマスクはつくろう♪
最後に
今回は、ウォレットについて説明しました。インターネット上の取引である以上、絶対に安全とはいいきれないので、自分で対策をすることが重要です。
資産を守りながら、楽しくWeb3の世界に入っていけるように分散管理の方法を考えたり、定期的に見直していきましょう!
みなさん、すこしずつ準備はできてきましたでしょうか??
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